【名もなき詩を超える名曲】ミスチル史上最高のスルメ曲「少年」の歌詞を徹底解説

音楽
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: スクリーンショット-2021-01-11-16.45.24-1024x566.png

【PR】ミスチルファンの、ミスチルファンによる、ミスチルファンのためのSNSを開設しました!Mr.Childrenファンの方はぜひ参加して、熱くミスチルについて語り合いましょう!永久無料です。

こんな人に読んでほしい
  • 少年っていい曲だなあと思ってる方
  • ミスチルの隠れた名曲を知りたい
  • スルメ曲を探してます
  • 音楽を深く味わいたい

今、ライブの田原さんみたいにノリノリでこのブログ書いてます。

もしかしたら誤字脱字がひどいかもしれませんが、ファンの方なら僕のこの気持ちを分かってくれると信じています。

しかし、何度聴いても少年は最高です。

Mr.Children – 「少年」の歌詞

唄:Mr.Children
作詞:Kazutoshi Sakurai
作曲:Kazutoshi Sakurai

足音を忍ばせ 君の扉の前に立ち
中から盛れる声に耳を澄ましたら
驚かさないようにそっとノックをしなくちゃな
ねぇそこにいるんだろう?もう入ってもいいかなぁ?
君のその内側へと 僕は手を伸ばしているよ

日焼けしたみたいに 心に焼き付いて
君の姿をした跡になった
ひまわりが枯れたって 熱りがとれなくて
まだ消えずにいるよ
瞼の内側で君を抱きしめると
心臓の鼓動が僕に襲い掛かってくる
そいつをなだめて 優しく手なずけるまで
まだ時間がかかりそうなんだ

できるだけリアルに 君を描写したいと思う
そのための時間を 僕にくれないかなぁ?
どんな名画よりも美しく描くから
じっとしてなくてもいいんだよ 笑ってなくてもいいんだよ
ただ君のまんまで こっちを向いてておくれよ

「幸せ」はいつだって 抱きしめたとたんに
ピントがぼやけてしまうから
そうなる少し前で しっかり見続けよう
なんて できるのかぁ?
僕の中の少年は無防備な笑顔で
自転車を飛ばして 君に会いたいと急ぐ
甘えもわがままも すべてをさらけ出してくれていいよ
僕がちゃんと受け止めるよ

君のその内側へと 僕は手を伸ばしているよ

日焼けしたみたいに心に焼き付いた
君の姿をした跡になった
蝉が死んでいったって 熱りがとれなくて
まだ消えずにいるよ
僕の中の少年は汗まみれになって
自転車を飛ばして 君に会いたいと急ぐ
迷いも悲しみも すべてをぶちまけてくれたっていいよ
僕が全部受け止めるよ 受け止めるよ

少年は「エロい」から突然「親の愛」へ印象を変える思わせぶりな曲

まずこの曲を聴いて一番最初に思ったことは「うわ、エロい」です。

最初の歌詞を見ていただきたいのですが、

足音を忍ばせ 君の扉の前に立ち
中から盛れる声に耳を澄ましたら
驚かさないようにそっとノックをしなくちゃな
ねぇそこにいるんだろう?もう入ってもいいかなぁ?
君のその内側へと 僕は手を伸ばしているよ

少年 Mr.Children

めちゃくちゃエロくないですか?

エロを専門とするエロ詩人でもここまでにえろちっくな詩は書けないのではないかと思うくらいエロいと僕は思ったんですが、どうでしょう。

もう解説する必要がないくらいに見事なまでのエロさではないでしょうか。

と、一番は全体的にえろいまま進んでいくのですが、2番にきて突然「ん?これ、エロい曲じゃないな」と思う部分が見当たります。

それがこちら。

できるだけリアルに 君を描写したいと思う
そのための時間を 僕にくれないかなぁ?
どんな名画よりも美しく描くから
じっとしてなくてもいいんだよ 笑ってなくてもいいんだよ
ただ君のまんまで こっちを向いてておくれよ

少年 Mr.Children

ここを読んでいたら、なんか親から子供へのメッセージ、或いは、愛のようにも思えたんですね。

特に太字の部分。

じっとしてなくてもいいんだよ 笑ってなくてもいいんだよ
ただ君のまんまで こっちを向いてておくれよ

この部分だけを見たら確かに、エロ路線の続きで、恋人のことを名画よりも美しく描きたいと言ってるのかなと考えられるんですが、その次。

「幸せ」はいつだって 抱きしめたとたんに
ピントがぼやけてしまうから
そうなる少し前で しっかり見続けよう
なんて できるのかぁ?
僕の中の少年は無防備な笑顔で
自転車を飛ばして 君に会いたいと急ぐ
甘えもわがままも すべてをさらけ出してくれていいよ
僕がちゃんと受け止めるよ

少年 Mr.Children

ここなんですよね。

桜井さんは本当に言いたいこと、或いは、主題を2番のサビにもってくるということで有名ですよね。もしくは2番全体がその曲の主題である、と。

そうしてそんな風にこの2番サビを見てみますと、恋人に向けたメッセージとしてはなんとなく、子供っぽく感じられるような気がするんです。

なぜ「親の愛」だと思えてくるのか【理由:歌詞に要求がないから】

例えば、ラブソングであれば、相手方に何かしらのアクションを求めるような歌詞が入ってくると思うんですね。

有名なMr.Childrenのラブソングの歌詞を抜粋してご紹介します。

抱きしめたい 溢れるほどの
想いがこぼれてしまう前に
2人だけの夢を胸に歩いてゆこう
終わった恋の心の傷跡は 僕に預けて

抱きしめたい Mr.Children

目覚めた瞬間から また夢の中
もうずっと君の夢を見てんだ
同じ気持ちでいてくれたらいいな

365日 Mr.Children

孤独な夜を越えて 真直ぐに向き合ってよ
抱き合ってよ 早く

つよがり Mr.Children

と、このように桜井さんが描くラブソングには基本的には相手方にもアクションを求めるような歌詞が見受けられます。

もしくは、情景描写や心理描写などもありますが、これらはものすごく分かりやすく描かれています。

例えば、Heavenly Kiss、クラスメイト、渇いたKiss、幸せのカテゴリー、蜘蛛の糸、忘れ得ぬ人等々。そのほかにも、単純明快なラブソングもあります。例えば、Your Song、君が好き、車の中でかくれてキスをしよう等々。

このような色々な曲の歌詞と照合してみると、「少年」には上記のような特徴が見られません。

だからと結論づけるのは少々雑な気がしますが、なんとなくこの曲から感じ取れる「親から声へのメッセージ」性の根拠はそのあたりにあるのではないかと思います。

「しるし」と五分と言って良いくらいに普遍的かつシンプルな曲

さて、この少年という曲について考えていたら「しるし」を思い出しました。

この曲についても解釈する時に、単純なラブソングらしからぬ歌詞が散りばめてあって、「親から子へのメッセージ」なのかと考えました。

結論として、この「しるし」は、人から人への愛を歌っている曲なんです。

だから恋人から恋人、親から子、子から親、人から人への愛をまとめ上げた曲と言っても過言ではありません。実はこのほかにも、HANABIがその類に当たります。

HANABIもラブソングと言っては物足りない。そんな小さな枠におさまる曲ではないんです。

HANABI、しるし、少年。

これらは全てドラマタイアップの曲として有名ですが、あえて普遍的になるような言葉選びをしたのか、あえて具体性をすり減らして、抽象的かつ鮮明に「愛」というイメージのみを目立たせようとしたのか。

いずれにしても桜井さんの作詞能力は軽く昭和の文豪を超えるレベルと言って異論はありません。

名曲「少年」に見る日本語の難しさ【僕は誰で君とは誰のことなのか】

この曲で気になるキーワードがいくつかあります。

  • 僕の中の少年

おそらく多くの方がこの部分を気にしているのではないでしょうか。実は僕もそうです。この「僕」や「君」までは分かります。が、しかし「僕の中の少年」とは一体なんなのか。

これを明確にしていきましょう。

本当に日本語は難しくて、大変です。

少年に登場する「僕」とは

この歌詞における「僕」は「君」を想っている人です。

この曲の主人公です。

これはそうひねった意味はないと思います。

少年に登場する「君」とは

この「君」というのがなかなかの曲者なんですよね。

というのも、君の姿というのは桜井さんにしか見えていないからです。僕らは桜井さんがこの歌詞を書いた時の「君」の姿を、歌詞から類推して想像、半ば創造に近いですが、しなければいけないんです。

僕(筆者)は「君」というのは、桜井さんの子供であると考えています。あくまで僕の解釈です。

少年に登場する「僕の中の少年」とは

これがこの歌詞を難解にさせている元凶なんです。

僕の中の少年という言葉の響き、なぜかエロいんです。そうして1番の冒頭の歌詞がさらにそれを不明瞭にしてしまっています。

足音を忍ばせ 君の扉の前に立ち
中から漏れる声に耳を澄ましたら
驚かさないようにそっとノックをしなくちゃな
ねぇそこにいるんだろう?
もう入ってもいいかなぁ?
君のその内側へと 僕は手を伸ばしているよ

少年 Mr.Children

実にエロいですよね。これじゃあまるで男が女の中に入りたい、つまりセックスを意味をしているように思えます。ただそれをグッと親から子供への曲だというバイアスの下で見てみましょう。

おそらく、この「君」は思春期を迎えた子供です。

だから驚かさないようにそっとノックをする必要があるんです。思春期の子供って、物理的にも精神的にも他人を自分の領域に入れるのを嫌いますよね。例えば部屋には鍵をかけるし、心の方でも、詮索されたりするのを嫌います。本音で話そうと言われても、尖って、なかなか親に素直にはなれません。

だからこそ、主人公はそっと入ってもいいかなぁ?と確認をしつつ、思春期を迎えた「君」の心の中に入っていこうとしているんです。

主人公は「君」との距離が出来てしまうことを恐れています。しかし同時に、無闇に入っていこうとするのも気が引けている。そんな状態がうかがえます。

日焼けしたみたいに心に焼き付いて 君の姿をした跡になった
ひまわりが枯れたって 熱りがとれなくて まだ消えずにいるよ
瞼の内側で君を抱きしめると 心臓の鼓動が僕に襲い掛かってくる
そいつをなだめて優しく手なずけるまで
まだ時間がかかりそうなんだ

少年 Mr.Children

さて、次。

「そいつ」が「心臓の鼓動」を指しているのは明白かと思われますが、実は、「僕の中の少年」というのはこの「そいつ(心臓の鼓動)」と読むのはいかがでしょうか?

しかしなぜ、心臓は鼓動するのか。それが分かれば、僕の中の少年がどんな姿形をしているのかが読み解けると思いませんか?

なぜ心臓は鼓動するのか、というか「誰の心臓」が鼓動するのか

考えられる理由はこちらです。

「ひまわりが枯れても、熱りがとれなくて、まだ消えないくらい鮮明な記憶」と今の君がリンクするから。

要するに子供の幼年時代と今の姿、どれだけ思春期で塞ぎ込んでしまっていても、その子供の中に主人公が見ていた子供の姿が変わらずにあるから、或いは、自分が子供のことを生まれた時から今に至るまでずっと同じ気持ちで見ているから、その事実と鮮明さに心が震えているのではないか、という解釈です。

これはあくまで僕の解釈ですが、そうすると2番のサビも説明がつきます。

「幸せ」はいつだって 抱きしめたとたんにピントがぼやけてしまうから
そうなる少し前でしっかり見続けよう なんて、できるのかなぁ?
僕の中の少年は無防備な笑顔で
自転車を飛ばして君に会いたいと急ぐ
甘えもわがままも すべてをさらけ出してくれていいよ
僕がちゃんと受け止めるよ

少年 Mr.Children

僕の中の少年 = 子供の幼年時代と今の姿、どれだけ思春期で塞ぎ込んでしまっていても、その子供の中に主人公が見ていた子供の姿が変わらずにある、或いは、自分が子供のことを生まれた時から今に至るまでずっと同じ気持ちで見ている、が君に会いたいと急ぐ

ここでいう「君に会いたいと急ぐ」というのは物理的にも心理的にもです。

僕の中の少年というのは、主人公自身に宿る自身の子供の姿、つまりそれを見てきた自分自身の中の「少年」。子供は自分の分身とよく言いますよね。だから子供の姿の中に自分を見出している、とも言えるのではないかと思います。

いやああ、深い。深すぎる。

「僕の中の少年」がここまで深いとはね、あくまで僕の解釈ですけど、いやすごい深いです。

人気記事 »SOUNDTRACKSを2倍楽しむ方法【ミスチルと桜井さんの成熟を感じる】

人気記事 »誰の目にも触れないドキュメンタリーフィルムを今日も独り回し続ける