ご無沙汰しております。和久井大学の和久井です。
今回は、かなり受験者や予備校の講師界隈でもかなり回答が割れている、というか、没問題(?)とも言われている令和二年度行政書士試験の問45と、問44について少しお話します。
- 2020年8月25日から行政書士試験の勉強を開始
- 10月の伊藤塾模試で168点
- 試験会場:流通経済大学龍ヶ崎キャンパス
- 職業:会社経営者(25歳)
試験センター的には「詐欺」と書かせたかった説が濃厚
こちらの動画でも伊藤塾の志水講師が
「錯誤とも書ける」「詐欺とも書ける」
とおっしゃっています。
実際に僕も試験会場で、問45の回答を4つほど作ることができました。問題集を捨ててしまったのでうっすらとしか覚えていないんですが、
- 純粋な詐欺取消
- 詐欺取消と錯誤を交えた回答
- 錯誤のみ
- 年数を特に重要視した回答
の4つです。確か問題文には、何年とかという文言があった気がします。
で、僕は錯誤取消をメインでちらっと詐欺取消にも通用しそうな雰囲気の書き方をしました。言ってしまえば「歯切れの悪い回答」です。
が、部分的だけでももらうためにはそう書くしかなかった。そうせざるを得なかったという人は多いのではないでしょうか。
ところでなぜこんなに回答が割れるのか。これについて考えてみました。
多くの予備校が「錯誤取消」の重要性を説いていたから
改正民法で錯誤が変わりましたよね。で、令和元年で出題されなかったということで
多くの予備校が
「今年は出るぞ」
「今年は記述で出そう」
などと言っていました。
実際、僕はほぼネットで出題予想などは見ていなかったのですが、僕が受講していた伊藤塾の短期集中講座でもなんとなく出そう。。。みたいなことを森講師が言っていたと記憶しています。
そんなわけで、それらの情報を得ていた受験生が
「あ、やっぱり錯誤取消でた!」
と、ある種、バイアスのかかった解法をした結果が今回の混乱の原因なのではないかと僕は考えています。
実際の回答は詐欺が正解なのではないかと僕は予想していますが、多分、錯誤でも部分点は出ると願っています。というか、部分点はもらえるような書き方をしといて良かった、と少しホッとしています。
問44:被告は「A県」ではなく「本件組合」が正解
これは僕はまんまと引っ掛かりました。A県と書いてしまいました。
これ配点はどれくらいなんでしょうね。それ以外は合っているので、10~14点くらいはもらえると嬉しいのですが・・・
でなければ落ちそうです。。。泣
正直、問46だって相当変な問題だった
背信的悪意者と無効に売買(?)か承継が無効にならない理由でしたよね。
正直、どちらも真面目に書こうとするなら45文字じゃ足りなくね?というのが試験会場で思ったことです。それを割と無理矢理コンパクトにまとめるわけですから、部分点すら貰えない可能性も僕はあります。
問題の要旨が散漫じゃなかったですか?
初受験なので例年に関してはわからないんですが、少なくとも令和二年度の記述問題はかなり変だったような気がします。過去問でもここまで変な問題は見たことなかったです。まあこれは半ば愚痴ですが。
学習期間2ヶ月弱で一発合格を目指してみた感想
シンプルに法律の勉強はかなり楽しかったです。
特に憲法。
憲法は普通に法律家になろうとする者以外も、日本人であれば絶対に読んでおいたほうが良いと思いますし、プログラミングよりまず憲法を必修科目にしてはどうかと思います。
それくらい大切なものなのではないかと、勉強する中で思いました。
あとはやっぱり、伊藤塾を選んで正解だったかな、と。
他の予備校は資料請求すらしていないというか、受験するのを決めたのが8月の末だったのでそんな余裕がなく、前から知っていた伊藤塾にしましたが、講座はどれも面白かったし、短期集中講座は8万円くらいだったと思いますが、損した気分にはさせてくれないクオリティであったことは間違いないです。>『行政書士』になるなら法律資格専門の受験指導校・伊藤塾!
あとは1月27日の結果まで、楽しみに待っていようと思います。
ギリ合格かギリ不合格だと思います。なので記述式次第。。。。一番嫌な点数を取ってしまったなああ泣