
- ニートが偉そうでムカつく
- 偉そうなニートを論破したい
- ニートになったら自分もああなるのかと不安
- ニートが嫌い
今回はこのような悩みを解決していきます。
ニートは世界の広さを知らないから偉そうにしてる説


ソクラテスが紀元前に「無知の知」という言葉を残したのは有名な話です。
これは或いは、弟子のプラトンによって書かれた「ソクラテスの弁明」の中に収録されていることも有名です。
僕自身このような記事【21世紀のニート論【もはやニート的な働き方こそが正義の時代】も書いておりまして、ニートに対しては比較的理解がある人間なのではないかと思っています。
で、その僕が思うところでは、ニートは世界の広さを知らないが故に偉そうなのではないかという結論に至りました。
この結論に至った背景をざっくりとまとめると以下です。
- 夏目漱石のそれからの主人公こそTHE・ニート
- 僕自身も限られた世界で生きていることが多い
- 政治家を批評する民衆もこれに近い
それぞれ解説していきます。
01・夏目漱石のそれからの主人公こそTHE・ニート
僕はこの本が一番好きなんですが、理由は主人公の長井代助が自分とかなり重なっているからなんですよね。で、多分世間が描くニート像、或いは、実際のニートも代助的だという風に思っています。
彼は大学を卒業したあとも親のすねをかじってずーっと生きているんです。
すごい口が達者で、悪くいえば屁理屈。良くいえば博識というか、洞察が鋭いみたいな感じです。
すべての事象が「対岸の火事」
そんな彼も小説の最後ではやっと仕事をする気になるのですが、それからの続編とも言える「門」の中で実際に社会に出たあとの代助が描かれています。気になる方はこちらからどうぞ。》門 夏目漱石
要するに、ニートが偉そうなのは自分にとってはこの世の全てが対岸の火事だからなんですよね。
自分は親の金で生きていけるし、社会で何が起きていようが自分には関係ない。
だから何に対しても冷静沈着に、自分自身と社会とを切り離して考えることができる。
そりゃ偉そうにもなるわけです。
02・僕自身も限られた世界で生きていることが多い
あとは自分自身の経験としても、限られたコミュニティや社会でしかずっと生きていないと次第に人って偉そうになりますよ。
これはニートじゃなくてもそうだと思うんです。
例えば会社の上司が偉そうなのってその会社にずっといて、限られた人としか関わらず、後から入ってくるものは全員自分より下の人間だという傲り(おごり)が原因ですよね。
なのでニートじゃなくてもこれはなり得ることなんです。
が、ことさらニートに関しては世界が狭く見えるんです。理由は実社会よりもネット社会に存在している時間の方が長いからです。
実社会にいれば、どんな人でも知らない人や知らない事物が出てきます。
そうすれば少しは慢心も抑止されそうなものです。ニートにはそれがない。
だから偉そうなんです。総じて、世界の面積の広さは知っていても、肌で世界の広さを感じていないから全てを知った気になってしまっているということです。
03・政治家を批評する民衆もこれに近い
世間を批評するニートも偉そうですが、政治家を批評する民衆も十分偉そうですよね。
ニートに腹立っている人が言いたいことって

じゃないですか?
それって、政治家と民衆の間でも成り立ちますよね。一旦、ややこしい全ての要素を取り除いて構造だけで見れば、成り立ちません?

ってことです。
尤も、選挙にも行かず、景気が何たるかも知らず、政策の意図を理解もせず、ただスキャンダルについてだけ噛み付いている民衆は典型的なそれだと思うんですが、どうですか?
このタイプって、ニートと本質的には同じことしてますよね。
偉そうなニート撃退方法【効果的面、僕?】
心の中で「イケメン」と言ってしまった方、狩野英孝です。
さて、そんな偉そうなニートを撃退する方法を考えてみました。
選択肢は2つあります。
偉そうなニート撃退方法その1・牧野つくし
自分で稼いだこともないガキが、調子こいてんじゃねえ!
私は逃げない。宣戦布告よ!
これで一発です。
その後、傲り高ぶるニートがあなたを見下すことはなくなります。
偉そうなニート撃退方法その2・君は何をされてる方なの?

これでもうチビらせるしかないです。
ということで、今回は終わりです。
最後に、まとめますと、ニートが偉そうな理由は「全てが対岸の火事だから」で、偉そうなニートを論破したい時は「牧野つくし」もしくは「和田アキ子」を選ぶことができます。
終わりです。