【え、フィクション?】破天荒フェニックスの要約・感動した名言まとめ

読書

こんにちは、和久井大学(通称:UMW)学長の和久井港(@misanwakui)です。

昨年の秋くらいから話題沸騰していた破天荒フェニックスを読み終えたのでその感想と要約を当サイトに綴っておきます。私同様に今更ながら破天荒フェニックスを読んでみようかなという方はぜひ参考にしてみてください。

また、起業家志望の方にはかなりおすすめの本となっておりまして、規模の違いはあれど、スタートアップは基本的に破天荒フェニックスの中で起こっているようなことを現実に経験することとなるはずです。

個人的には起業家にとってはスティーブ・ジョブズの伝記よりも破天荒フェニックスの方がよりリアリティがあって、刺激になると思います。

破天荒フェニックスの要約

東京でデザイン会社を経営している田中修治の元にM&A案件としてオンデーズの話が舞い込んでくる。当初は、M&Aの仲介手数料でも貰おうと考えて相談役になっていた田中だったが、事業再生計画を練っていくにつれて、自らがオンデーズの舵を取ってみたいと思うようになる。同時期にM&A絡みで派遣されていた財務コンサルの奥野にその旨を伝えると、100%倒産するからやめた方がいいと諭される。しかし、奥野だけではなく、100人中99人が失敗すると断言していたオンデーズを彼は買収してしまう。

その後奥野を巻き込みオンデーズの再生に取り掛かるも、仲間の裏切り、度重なる資金ショート、銀行からの嫌がらせ、乗っ取り計画などありとあらゆる不運が彼らを襲うことになる。

しかしそれらの逆境を乗り越えて、彼らはオンデーズを圧倒的なブランドに成長させていく。

ざっくりと要約するとこのような感じになります。

話を簡単にするためにM&Aやコンサルという横文字を使っていますが、本編ではそれらの専門用語や知識は全く不要で読み進めることができるので大丈夫です。

ちなみに、M&Aは吸収合併(会社の買収とか売却)。コンサルは何らかの専門家みたいなものです。

破天荒フェニックスの構成

破天荒フェニックスは全32話からなる短編集のような構成になっています。

もちろん全ての話は繋がっていますが、ドラマのような構成になっているので、1話読んで休憩という感じで読み進めても楽しいかもしれませんね。

ただ、物語自体がかなり面白いので続きが気になって止まらなくなると思います。実際、私は3時間か4時間くらいぶっ続けて読み干してしまいました。

  • 第一話 トラックのハンドルを握るのは誰だ!?
  • 第二話 新社長は救世主なるか?
  • 第三話 目指すはメガネ界の「ZARA」
  • 第四話 突きつけられた「死刑宣告」
  • 第五話 全国店舗視察ツアー

・・・

  • 第十一話 裏切り者はアイツだ!
  • 第十二話 遅すぎた決断の果てに
  • 第十三話 ハンデを撥ね飛ばす破天荒な施策

・・・

  • 第三十一話 絶望のクリスマス
  • 最終話 破天荒フェニックスは次なる場所へ

破天荒フェニックスの感想

まず、感動しました!

田中さんは奥野さんと出会えて本当によかったなあと思います。そんな奥野さんが離れたくないほど、やはり田中さんは魅力的なんだなあ、と。

もちろんそのほかにもたくさんの素晴らしい人たちとの出会いがあってオンデーズは再生していく訳ですが、本当に本書の最後の最後まで「資金ショート」は付きまとってきていました。

何か良いことがあればそのすぐに後には資金ショートが待っているというような感じで、しかしこれが生々しいベンチャー企業のリアルなんですよね。

感想をまとめるならば、1に感動、2に感動、3にヒヤヒヤ、以降全部ヒヤヒヤといった感じです。

実話を基に書かれているので人間関係や田中さんの痛み苦しみは本当に生々しくダイレクトに読者に伝わってきます。特に会社経営者の方はあまりに辛くて読みきれないなんてこともあるのではないでしょうか?というくらい。

自分も会社経営者ですが、やはり資金ショートや資金繰りに関しては他人事ではなかったですし、それを乗り越えた時の策は自分でも応用できるものかと真剣に考えてしまったりもしました。

これぞリアルな会社経営です。会社経営を知りたい方は絶対に読むべきです。

名言・名場面ハイライト

Kindleには気に入ったセンテンスをマークアップできる「ハイライト」なる機能がありまして、思わずマーキングしてしまった箇所をご紹介します。(※一部ネタバレあり)

「目立ったもん勝ち!」

破天荒フェニックス第6話 スローガンに不満爆発

テクニカルな話や、横文字を使ったスローガンも確かに重要ですが、何よりも商売の基本である「目立ったもん勝ち!」を思い出させてくれた第6話です。

ちなみに、この幼稚なスローガンと社長に不満を爆発させた管理職は次々と会社を辞職していきます。

しかしやはり商売で最も大切なのは「目立ったもん勝ち」というシンプルなスローガンをどれだけ愚直に実現できるかなんですよね。

僕はオフィスの自分の席に一人で戻ると、なんともやり切れない気持ちで、バンッと資料をゴミ箱に投げ捨てた。次々と色んな人の顔が、浮かんでは消えていく。しかし、いたずらにファンファンの事業再生を頓挫させてしまうような妨害をして、この場面で一体誰が得をするというのだ?それとも、誰かが意図的に悪い噂を流しているというのは、単なる僕の妄想で、単純に自分の色んな面を見られた上で、スタッフにも、取引先にも人間性を疑われて不信感を持たれているのだろうか・・・?全ては僕自身が原因で、引き起こしていることなのだろうか・・・?色んな憶測が頭の中を、ぐるぐると回っていく。一体何が真実で、何が虚構なのかすら解らなくなってくる。

破天荒フェニックス第10話 悪意は悪意をよぶ

これは裏切りのシーンです。

オンデーズが買収したファンファンという会社の従業員から取引先にまで田中さんは嫌われてしまいます。それは裏切り者がいるからなのか、それとも単に自分の人間性のせいなのか、人間不信に陥っている場面です。

かなりわかりますね。人を疑いたくもなく、自分の非を探そうにもなかなか見つからないというジレンマです。裏切られたことのある人なら胸が痛くなる程わかります。

同じ目的に向かっているようでも、人によっては見る角度が変わり、角度が変わると見える景色は、まるで違うものになる。そして、そのズレは時に予想もしない程、醜い軋轢を産み落とす。

破天荒フェニックス第11話 裏切り者はアイツだ!

置かれている立場によって、見える景色って確かに違いますよね。

一般的に雇用者と被雇用者がなかなか理解し合えないのもそのためかなと起業した後に思いました。

まあ、マネージできない雇用者の責任になるのですが。

僕は「任せる」ことと「ほったらかす」ことを完全に履き違えていただけだった。

破天荒フェニックス第11話 裏切り者はアイツだ!

これはシンプルに名言です。

売買契約書に最終的に記された、ファンファン事業の譲渡金額は「200円」だった。

破天荒フェニックス第12話 遅すぎた決断の果てに

田中さんの私財を投じて2億円で買収したファンファンを手放す時の売却金額がたったの200円でした。

外から見ればかなりおもしろい話ですが、もし自分だったらと思うと絶望を通り越して呆然とするしかないですね。

「協調する・円滑に進める」ことと「事なかれ主義」は、同じようで大きく違うのだ。

破天荒フェニックス第18話 2年遅れの追随を決断

名言です。

「私が出します!」

「私が出しますって・・・、ですから、その、お気持ちは有り難いんですが、せっかく1億円を出して頂いても、資金ショートを回避するにはまだ、もう1億以上足りないんです。お気持ちだけ有り難く受け取っておきます。」

「だから私が、皆んなから断られたもう1億も加えて2億出すと言ってるんだ!」

「え?」

「足りない分は私がなんとかすると、前に焼肉屋で約束したでしょう。男に二言はありません!」

第21話 男に二言はない!

これは最も私が胸を熱くした場面です。藤田光学という会社の社長さんと田中さんのやり取りなのですが、このシーンは本当に感動しました。

まさにドラマ並みの男らしさ。

「男に二言はありません!」

と言い切ってしまえるこの男気に涙を流した読者も多いはずです。しかもこの後も度々オンデーズの危機を救っています。

この藤田社長はまじでイケメンすぎる。ただ本書の描写的に、藤田さんを実写化すると加藤一二三なんですよね。私の勝手な想像なんですがワラ

藤田光学の社長はまじでイケメンでした。

最後に、田中さんの父親の名言です。

男なら荒れる海を超えていけ。そして自分を試してみろ。広い大海原で思うがままに舵をとれ。迷子になればまた港に帰ってくればいい。若いうちにしかできないことをやらなきゃだめだ。

第22話 オンデーズ海を越える

Amazon Kindleがおすすめ

こちらの破天荒フェニックスはKindleで1,600円で購入できます。文庫だと1,728円です。

たったの128円ですが、Kindleであれば待ち時間なしに加えて10冊積み重なれば、1,280円です。本1冊買えてしまうくらいの差が出ます。

私は普段KindleとスマホのKindleアプリを使って読んでいます。

例えば、Kindleで途中まで読んでいてもスマホでKindleをひらけばその続きから読めるようになっておりまして、かなり便利です。

基本的にどっちかの充電がなくなるまでは片方で読み、充電がなくなったらもう片方を使うといった感じです。そこまで本をずっと読んでいる人ばかりではないと思いますが、充電等のタイムロスや行動範囲を気にせず読めるのは忙しいビジネスマンや出来る大人にとっては重要なことですよね。

あとはKindle端末であれば、ブルーライトを一切気にせずに読み続けられるというのも私がKindleをおすすめする理由です。日中はパソコンで作業をし、スマホで連絡を取り、SNSをチェックし、それでいてまたタブレットで読書となると、目がいくつあっても足りません。

しかしながらKindleはブルーライトが0です。なので、寝る前に読んでいてもチカチカしないし、翌日の目の腫れなどを引き起こす心配がありません。

ぜひ、Kindle端末も検討してみてください。

Kindleはこちら▶︎https://www.amazon.co.jp/

まとめ

以上、破天荒フェニックスの書評ブログでした。

いかがでしたでしょうか?破天荒フェニックスを読んでみたくなりましたか?

例えばサラリーマンの方でも、これを読んで自分を奮い立たせることは可能だと思いますし、独立志向がある方は尚更読んでおいた方が良い本です。

最後に、本書を読み終えた私が最も「ええ!?」とびっくりしたセンテンスを引用して終わりたいと思います。

本書は「note」で連載された投稿を改稿したものです。この作品はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。

あとがき

それでは、また次回お会いしましょう。本を読んだら、「#UMW読書ゼミ」を使ってね!